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【市況】東京株式(大引け)=470円安、米利上げ警戒で反動安

 10日の東京株式市場は、前日の米国株安を受けリスク回避の流れとなり、前日に日経平均株価が記録的な急騰をみせた反動もあって売り圧力の強い展開となった。
 大引けの日経平均株価は前日比470円89銭安の1万8299円62銭と急反落。東証1部の売買高概算は24億4785万株、売買代金概算は2兆5992億6000万円。値上がり銘柄数は497、対して値下がり銘柄数は1329、変わらずは71銘柄だった。
 きょうの東京市場は朝方から売り優勢の展開で、寄り後も下値を模索する展開となり、前場中ごろに日経平均は一時800円を超える下げで1万8000円大台を割り込む場面もあった。前日の欧州株は総じて高かったものの、米国では7月の雇用統計動態調査で求人数が統計開始以降最高となったことが、9月の利上げ思惑につながり急反落、東京市場もこの地合いを引き継ぐかたちとなった。メジャーSQをあすに控え、先物主導のインデックス売りも地合いを悪くしている。取引時間中に為替が一時急速に円安に振れるなど追い風材料もあったが、全体相場の反応は限定的だった。
 個別では、トヨタ<7203>が大幅安、ファーストリテ<9983>が急落。NTT<9432>、アルプス電<6770>も安い。コナミ<9766>が急落、コーセー<4922>、ピジョン<7956>、キッコマン<2801>も大きく値を下げた。半面、東京電力<9501>が上昇、太平電<1968>、フルキャストHD<4848>も高い。SKジャパン<7608>が物色人気、KLab<3656>も買われた。浅沼組<1852>、ライト工<1926>、不動テトラ<1813>など建設株に高いものが目立つ。




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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