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2015年09月10日15時42分

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):住友大阪、田辺三菱、スズキ、Jフロント

■住友大阪セメント <5232>  473円  +13 円 (+2.8%)  本日終値
 三菱UFJモルガン・スタンレー証券が9日付で住友大阪 <5232> の投資判断「オーバーウェイト(強気)」を継続し、目標株価を480円→530円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、16年3月期の国内向けセメント出荷が前年比0.9%増の937.3万トンに伸び、営業利益は3期連続で最高益を更新すると予想。市況関連のピークアウトが懸念される中、これから業績モメンタムが上がってくる点が株式市場でプラスに評価されるとしている。

■トランス・コスモス <9715>  2,727円  +63 円 (+2.4%)  本日終値
 トランスコスモス<9715>が続伸。9日に、ソーシャルメディア運用支援のソーシャル・ギア(シンガポール)と連携し、Instagram Ads APIを活用した広告サービスを日本を含む8カ国で提供を開始したと発表しており、これを好感した買いが朝方から入っていたが、きょうはスウェーデンのECソリューション提供企業ヴァイモ社と資本・業務提携で合意したと発表しており、相次ぐ材料発表を手掛かりとした買いが入っている。ヴァイモ社との提携により、欧州市場でのグローバルECワンストップサービスを強化し、顧客企業の欧州EC進出を支援するほか、ヴァイモ社の顧客企業向けに、日本市場でのEC事業展開を支援するという。

■田辺三菱製薬 <4508>  2,173円  +20 円 (+0.9%)  本日終値
 9日、田辺三菱 <4508> が同社が開発中の自己免疫疾患治療剤「MT-1303」について、米バイオジェンとライセンス契約を締結したと発表したことが買い材料。「MT-1303」はリンパ球のリンパ節からの移出を抑制して自己免疫反応を抑制する化合物。今回の契約締結により、バイオジェンに対して日本とアジアを除く全世界で同剤を独占的に開発、販売する権利を与える。同社は契約一時金6000万ドルのほか、販売額に応じたロイヤリティを受け取る。また、上市国、適応症に応じてマイルストンを最大4億8400万ドル受け取る可能性がある。

■スズキ <7269>  3,832.5円  -250.5 円 (-6.1%)  本日終値  東証1部 下落率6位
 スズキ<7269>が急反落。欧州有力証券では、「インドを除いた事業PER10.6倍はセクター平均の9倍より割高」と指摘。インド以外をPER9倍で評価すると、「コングロマリットディスカウントは5%からマイナス15%(プレミアム)で、日本とアセアンの環境悪化を考慮すると割高」と解説。「フォルクスワーゲンからの自社株買い後に資本性の調達リスクもある」とみて、レーティングを「ニュートラル」から「セル」に引き下げ。目標株価も3800円から3500円に引き下げている。

■ドンキHD <7532>  4,330円  -150 円 (-3.4%)  本日終値
 ドンキホーテホールディングス<7532>が反落。この日正午ごろに発表した8月の月次販売高で、既存店売上高が前年同月比7.3%増となり、5カ月連続で前年実績を上回ったが、利益確定売りに押される株価をプラスに押し上げるほどのインパクトはないようだ。猛暑効果とインバウンド消費の活況が、従来から好調な推移を見せていた食品や日用雑貨品部門のほか、商機をとらえた季節家電などが全体を牽引したという。

■Jフロント <3086>  1,768円  -55 円 (-3.0%)  本日終値
 J.フロント リテイリング<3086>が反落。欧州大手証券では、3~8月期累計の営業利益を前年同期比17%増の215億円(会社計画は195億円)と予想。大丸松坂屋の3~8月期累計の増収率は2.1%増となり、「インバウンド需要や富裕層消費の拡大を受けて会社計画の1.3%増を上回った」とコメント。「心斎橋店北館・南館、梅田店での顧客維持が見込まれるほか、銀座、上野の再開発開業も収益に寄与する見通し」とみて、増益基調は継続可能と予想。レーティング「バイ」、目標株価2600円を継続している。

■ソニーFH <8729>  2,162円  -62 円 (-2.8%)  本日終値
 ソニーFH<8729>が反落。欧州大手証券は同社についてリポートをリリースしている。足元の資産運用環境の変化と変額保険の販売好調による責任準備金負担などを背景に、同証券による業績予想を若干下方修正し、目標株価を2490円から2200円へ引き下げ、投資評価は「ニュートラル」を継続している。ただ、「業績が比較的安定し、短期的には金利が株価にドライバーであることに変化はない」と指摘。親会社ソニー<6758>が公表している金融部門のUSGAAP(米国会計基準)ベースの利益が株価形成の一つの背景となり、第一生命保険<8750>、T&Dホールディングス<8795>よりも高めのバリュエーションを維持していると解説している。

■NOK <7240>  2,781円  -66 円 (-2.3%)  本日終値
 NOK<7240>が反落。ドイツ証券は9日、同社株の目標株価を4100円から3500円に引き下げた。レーティングの「ホールド」は継続した。中国、東南アジア、日本での自動車生産台数が低調なことより、シール事業が低迷しており、同証券では、16年3月期営業利益予想を677億円から631億円、17年3月期は同739億円から712億円に引き下げている。また、フレキシブル基板(FPC)の新製品の量産ペースは計画比で遅れているが、その生産歩留まりに注目している。

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