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2015年09月10日08時36分

【市況】前場に注目すべき3つのポイント~大幅な下げは想定内の動き、売り一巡後の底堅さを見極め


10日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:大幅な下げは想定内の動き、売り一巡後の底堅さを見極め
■外資系証券の注文動向:差し引き40万株の売り越し
■前場の注目材料:米アップル、iPhoneの新型機種を発表


■大幅な下げは想定内の動き、売り一巡後の底堅さを見極め

10日の東京市場は売り優勢の展開になろう。9日の米国市場では、アジアや欧州市場の上昇を受けて買いが先行したが、16-17日の連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて利上げに対する警戒から下げに転じている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比365円安の18215円だった。

シカゴ先物にさや寄せする格好から大幅に下落して始まることになろう。もっとも、前日には21年ぶりの上げ幅を記録しているほか、引けにかけての一段高についてはヘッジ対応によるところが大きく、大幅な下げは想定内の動きとみてよいだろう。

とはいえ、明日の先物・オプションSQを前にしての乱高下により手掛けづらさは意識されやすいところ。中国の消費者物価指数、生産者物価指数の発表なども控えており、先物市場に振らされやすい面はある。

物色としては売り一巡後の底堅さを見極めつつ、25日線とのマイナス乖離に位置している銘柄等への出遅れ修正が意識されやすいだろう。米アップルの新製品発表では、スマートフォン関連や人工知能など。ワタミの介護事業売却報道を受けて介護関連への関心。

その他、トヨタは日本国内の工場従業員に対し、10月からの6カ月間で「過去にないレベル」の残業と休日出勤を要請していると報じられている。トヨタ系部品メーカーのほか、業務請負などを手掛ける人材関連なども注目される。

(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■外資系証券の注文動向:差し引き40万株の売り越し

朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り1420万株、買い1380万株、差し引き40万株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

9月3日(木):130万株の売り越し
9月4日(金):450万株の買い越し
9月7日(月):120万株の売り越し
9月8日(火):130万株の買い越し
9月9日(水):700万株の買い越し


■前場の注目材料

・米アップル、iPhoneの新型機種を発表
・TPP日米の自動車分野の協議が再開
・ワタミ<7522>、経営合理化で介護事業を売却へ
・トヨタ<7203>、過去最大レベルの残業を要請


☆前場のイベントスケジュール

<国内>
・08:50  7月機械受注(前月比予想+3.0%、6月:-7.9%)
・08:50  8月企業物価指数(前年比予想:-3.3%、7月:-3.0%)
・08:50  対外対内証券売買(先週)

<海外>
・10:30  豪・8月失業率(予想:6.2%、7月:6.3%)
・10:30  中・8月消費者物価指数(前年比予想:+1.8%、7月:+1.6%)
・10:30  中・8月生産者物価指数(前年比予想:-5.6%、7月:-5.4%)

《SY》

 提供:フィスコ

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