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【通貨】NY為替:ドル・円は120円50銭、米7月JOLT求人件数が過去最高で利上げ観測が再燃


9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、121円20銭まで上昇後、120円45銭へ下落して120円50銭で引けた。中国の景気刺激策への期待から、リスク選好の円売りが先行。また、過去最高に達した米国の7月JOLT求人件数で、利上げ観測を受けた債券利回り上昇に伴うドル買いが優勢となった。その後、米国株式相場が下落に転じたことを嫌気したリスク回避の円買いが再燃した。


ユーロ・ドルは、1.1132ドルまで下落後、1.1206ドルまで上昇し1.1200ドルで引けた。プラート欧州中央銀行(ECB)専務理事の発言を受けた追加緩和観測で、ユーロ売りが一時優勢となった。その後、株安に連れてキャリー取引解消に絡んだユーロの買い戻しが再燃した。ユーロ・円は、134円62銭から135円19銭へ上昇した。


ポンド・ドルは、1.5350ドルから1.5391ドルへ上昇。予想外のマイナスに落ち込んだ英国の7月鉱工業、製造業生産を嫌ったポンド売りが優勢となったのち、ドル売りに転じた。ドル・スイスは、0.9801フランから0.9733フランへ下落した。

《KK》

 提供:フィスコ

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