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【材料】竹内製作所が値上がり率上位に、円続落推移となり今期業績上振れ期待の買い

 小型建設機械の竹内製作所<6432>が朝方から買いが先行し大幅反発。後場も11%超の上げとなるなど値上がり率上位入り。同社の輸出比率が98%、対中国では経済懸念や人民元での小幅続伸推移となっているものの、対ドルでは前日比10銭安の1ドル120円25銭~27銭と下げ渋るも続落しており、米国向けの伸長を中心とした今期経常利益の2期連続最高更新期待の買いが続いているもよう。

 8月末には1株を3株に分割しており、今2116年2月期配当を14円と従来よりも買いやすくなったことも買いを誘っているようだ。今期配当については、従来予想36円(前期実績27円)としており、株式分割考慮後では前期比で15円の増配となり、従来予想に6円の上積み。中国はなお不透明感が残るものの、米国向け油圧ショベルなどの販売伸長が後押しする。
(執筆者:熱田和雄 ストック・データバンク)

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