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【市況】東京株式(大引け)=433円安、後場売られ7カ月ぶり安値

 8日の東京株式市場は、寄り付き前に発表された4~6月期のGDP(国内総生産)改定値が、速報値に比べてマイナス幅が縮小したのを好感し、買い優勢のスタート。しかし、買い一巡後は売り急ぐ動きが顕在化してじり安商状となり前場を終えた。
 外国為替市場での円高・ドル安進行や、昼休み中に発表された中国8月の貿易統計で輸出入額が大きく落ち込んだことなどを嫌気して、後場寄り付きに前日比300円を超える大幅安に落ち込んだ。その後も、午後2時に発表された8月の景気ウォッチャー指数が景況感の悪化を示したことなどからじりじりと下落幅を広げる展開となった。
 日経平均株価は、前日比433円39銭安の1万7427円8銭と大幅反落した。2月3日以来、約7カ月ぶりの安値水準となった。東証1部の売買高概算は、22億3477万株、売買代金概算は2兆2741億9000万円。値上がり銘柄数は246、対して値下がり銘柄数1582、変わらず69銘柄。
 個別銘柄では、ピジョン<7956>、良品計画<7453>、エーザイ<4523>、東芝<6502>が大幅安。メガバンク3グループもそろって売られ、野村<8604>、ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>、村田製<6981>、アルプス<6770>も下げた。半面、新日鉄住金<5401>、神戸鋼<5406>、JFEHD<5411>の鉄鋼株が大幅高に買われた。日産自<7201>、パイオニア<6773>も値を保ち、日揮<1963>、三井金属<5706>、トクヤマ<4043>、日本軽金属ホールディングス<5703>は堅調推移となった。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

最終更新日:2015年09月08日 16時52分

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