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【材料】オプティム---世界初でiOSの画面共有にも対応したコラボレーションサービスを提供開始、基本特許技術を搭載


オプティム<3694>は7日、シンプルコラボレーションサービス「OPTiM Meeting」をバージョンアップしたサービス「OPTiM Cafe」を同日7日より、日本、アメリカ、ヨーロッパをはじめとし、全世界154ヶ国にて同時提供開始すると発表した。同時に、基本特許技術「Smart UI」の提供を全世界に向け開始した。

「OPTiM Cafe」では、Windows(R)だけではなく、Android(TM)やMac OS Xに加えてiPhoneやiPadなど、モバイル端末同士でリアルタイム画面共有が行えるよう、「マルチデバイス対応」した。なお、iPhoneやiPadの画面を共有できるようにできたのは、同社のサービスが世界で初めてのようだ。
これにより、場所やシーンを問わず、気軽に会議や打ち合わせなどが行えるようになったとしている。また、オプティムの基本特許技術であり画面比率や向きを自動的に判断・切替をおこなう「Smart UI」(特許第5756156号、特許第5653301号。各国で出願中)を搭載し、会議への参加者が双方向で書き込みを行える「アノテーション機能」、共有状態の画面を動画として記録する「録画機能」および、最新のWindows(R)OSであるWindows(R) 10への対応も同時に行われている。

同社が今回、新たに獲得したとする基本特許は、画面共有を行う際、スマートフォン、タブレットが縦表示、横表示する場合、それに伴い、共有先の表示も自動的に縦表示、横表示に自動的になる技術を指しており、画面共有機能を提供している多くのサービスが権利範囲に抵触することが予想される。
したがって、この基本特許がリモートサポートサービスのみならず、Web会議サービス、スマートグラス、リモートアクセスなど広範囲な市場、類似製品に影響を及ぼす可能性もある。

同社は、本特許技術を利用した製品・サービスを全世界に向け展開していく意向。今後は、他社への特許ライセンスも検討するとしている。遠隔操作技術のエキスパートである同社の基本特許技術は、画面共有サービスの市場において、必要不可欠な基本技術として注目を集めそうだ。

同社は、今後もさらなる機能拡張を進めて、あらゆる人にその時に必要な体験(知識、ノウハウ、情報)を遠隔から共有する「RES(Remote Experience Sharing)」を推進していく考え。本サービスの今後の動向に期待したい。

《SF》

 提供:フィスコ

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