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【市況】あす(8日)の株式相場見通し=上値重く売り優勢に、個人は乱高下に警戒感

 あす(8日)の東京株式市場は、引き続き上値の重い展開が予想されるなか、日経平均株価は反落となりそうだ。
 きょうの東京株式市場は、前週末の欧米株式相場の値下がりを受けて、売り優勢のスタートとなった。ただ一巡後は、株価指数先物の買いが先行しプラス圏に浮上するなど荒い値動きだった。
 市場関係者からは「きょうも日経平均の1日の変動幅が500円を超える乱高下が続いており、個人投資家からは“ついて行けない”との声も聞かれた。底入れのイメージが固まりはじめることが先決」との見方が出ていた。
 7日の東京株式市場は、前週末終値をはさんで売り買いが交錯する展開の末、結局日経平均株価終値は、前週末比68円31銭高の1万7860円47銭と小幅反発した。ただ、東証1部の売買代金は、2兆3548億円と減少傾向にある。また、値上がり銘柄数は724、対して値下がり銘柄数は1060(変わらずは112銘柄)と、値下がり銘柄が1000を超えて大きく上回った。
 日程面では、国内EPC(設計・調達・建設)事業、アセアンEPC事業、および総合メディア事を手掛けるJESCOホールディングス<1434>が東証2部に新規上場する。このほかに、自民党総裁選の告示、4~6月期のGDP(改定値)、7月の国際収支、8月の景気ウォッチャー調査に注目。海外では、8月の中国貿易統計が焦点となる。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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