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【市況】NY株式:ダウは272ドル安、リッチモンド地区連銀総裁発言受けて利上げ観測拡大


4日の米国株式相場は下落。ダウ平均は272.38ドル安の16102.38、ナスダックは49.58ポイント安の4683.92で取引を終了した。8月雇用統計は非農業部門雇用者数が市場予想を大幅に下回る17.3万人増となった一方で、失業率や平均時給が予想を上回る良好な内容となるなど強弱入り混じる内容となったが、リッチモンド地区連銀総裁が利上げを支持する考えを示したことで利上げへの警戒感が強まり、売りが先行。原油相場も下落したほか、レイバー・デーで連休となることから手控える向きも多く、終日軟調推移となった。ダウは一時340ドルを超す下落となる場面もあった。セクター別では全面安となり、不動産や素材の下落が目立った。

動画配信サービスのネットフリックス(NFLX)はネット小売のアマゾン(AMZN)による新サービス開始や携帯端末のアップル(AAPL)による新製品発表観測を受け、競争激化への不安から下落。中国電子商取引のアリババ・グループ(BABA)は同社株式を担保とする融資で20億ドルの資金調達を計画していると報じられ、軟調推移。アパレルのギャップ(GPS)は8月既存店売上高が嫌気され、下落した。

7日はレイバー・デーの休日となるため、米国株式相場は休場となる。4-5日に渡り開催されるG20財務相・中銀総裁会議では中国経済が議論の中心となりそうだ。

Horiko Capital Management LLC

《NO》

 提供:フィスコ

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