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【市況】来週(7~11日)の株式相場見通し=外部環境映し下値模索、SQ控え波乱増幅も

 来週(7~11日)の東京株式市場は、国内に買い材料が乏しいなか、米中などの外部要因に大きく左右される展開が予想される。先週後半に反発に転じる兆しをみせたものの、波乱展開が再燃しており、日経平均株価は下値模索の展開となりそうだ。来週の想定レンジは1万7300~1万8200円とする。
 今夜発表される8月の米雇用統計の市場予想は、非農業部門雇用者数で22万人増、失業率は5.2%程度とされている。実際の発表数値がこれを大きく上回るようだと、9月利上げ観測が強まり、株式市場からの資金流出を招く可能性もある。
 さらに、来週明けから再開する中国株式市場も8日に発表される8月の貿易収支の数値など景気動向次第では下値模索となる懸念もある。また、11日の9月限日経平均先物・オプションSQ(特別清算指数)算出を控えて、仕掛け的な売買により波乱相場がより増幅される可能性もある。
 日程面では、7月の景気動向指数(7日)、4~6月期のGDP改定値、8月の景気ウォッチャー調査(8日)、8月の消費動向調査、8月のマネーストック(9日)、7月の機械受注、8月の国内企業物価指数、8月の都心オフィス空室率(10日)、メジャーSQ算出日、7~9月期の法人企業次景気予測調査(11日)に注目。海外では、中国8月の貿易収支(8日)、中国8月の消費者物価・生産者物価(10日)、米8月の生産者物価、米8月の財政収支(11日)が焦点になる。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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