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【通貨】来週の為替相場見通し=米中の経済情勢を注視へ

 来週の東京外国為替市場のドル円相場は、米国と中国の経済情勢を注視する展開となりそうだ。予想レンジは1ドル=117円80~120円50銭。来週の為替市場は、今晩発表される米8月雇用統計に左右されることになる。市場予想は非農業部門雇用者数が21万7000人、失業率が5.2%。新規雇用者数が20万人を超え、賃金動向など堅調なら9月利上げの可能性が残る。ただ、足もとの金融市場の不透明感から9月利上げは見送られるとの見方も多く、雇用統計の結果が予想に比べ物足りなければ、利上げ見送り観測から、ドル安・円高が進む可能性がある。また、来週も中国情勢が関心を集めそうだ。特に8日には8月貿易収支、10日には8月消費者物価などが公表される。中国経済指標の結果次第で為替相場も大きく動きそうだ。また、国内では8日に4~6月期国内総生産(GDP)改定値が発表され、その結果も注目されそうだ。



出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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