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【特集】カドカワ・ドワ Research Memo(8):株主の利益還元を重要な経営課題と認識、自社株買いにも着手


■利益配分に関する基本方針と株主還元

KADOKAWA・DWANGO<9468>は、企業体質の強化、将来の事業展開に備えた内部留保の充実により永続的な企業経営を行うことを前提として株主をはじめとするステークホルダーに対する利益配分を継続的に実施することが重要であると考えており、その上で株主の利益還元を重要な経営課題として認識し、期間業績を考慮に入れて検討するとしている。

2015年3月期の配当金は10円、配当性向は5.0%。16年3月期は20円、配当性向35.7%を計画している。更に、株主還元の一環として、配当金に加えて、自社株買いを実施している。8月に取得予定株式数3,000千株(上限、自己株式を除いた発行済株式数に対する割合4.24%)、取得価額の総額5,000百万円、取得期間2015年8月10日から10月30日まで、を発表、自社株買いに着手している。

また、株主優待も行っている。その内容は、100株以上を1年以上継続して保有(株主名簿に連続3回以上記載)した株主に対して、自社子会社の文庫3冊または新書3冊または単行本2冊または映画チケット2枚または、電子書籍購入ポイント2,500ポイント付与またはDVD・ブルーレイ1セットを贈呈。3年以上継続して保有(株主名簿に連続7回以上記載)した株主は、自社子会社の文庫2冊または単行本1冊または映画チケット1枚または電子書籍購入ポイント1,500ポイントが追加されることになっている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)

《HN》

 提供:フィスコ

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