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【通貨】外為サマリー:一時1ドル119円10銭前後に下落、日経平均急落でリスク回避の売り

 4日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=119円34銭前後と前日午後5時時点に比べ1円03銭のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=132円88銭前後と同2円36銭のユーロ安・円高で推移している。
 ドル円相場は午後1時20分過ぎに一時119円11銭まで下落した。東京株式市場で日経平均株価は、後場に500円を超える急落となり為替市場では、リスク回避のドル売り・円買いが膨らんだ。119円ラインを意識する水準までドル安・円高が進んだことから一段の下値があるかが注目される状況となっている。
 市場では、今晩発表される米8月雇用統計が注目されており、非農業部門雇用者数は21万7000人増、失業率は5.2%が予想されている。この日は朝方からドル円は1円近く下落しており、強めの数字が発表となっても上値では戻り売りが膨らむ可能性がある。一方で、市場予想に達しなかった場合、118円台への下落が意識される展開となりそうだ。
 ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.1133ドル前後と前日に比べ 0.0102ドルのユーロ安・ドル高で推移している。前日の欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁のハト派発言を受けユーロは急落。対円では一時132円58銭と4月30日以来、約5カ月ぶりの水準に下落した。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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