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2015年09月04日15時36分

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):日本駐車場、日本通信、ミクシィ、ソフトバンク

■タダノ <6395>  1,460円  +7 円 (+0.5%)  本日終値
 タダノ<6395>が5日ぶり反発。前日終値時点で25日移動平均線との下方カイ離が18.3%に達し、目先は売られ過ぎとみたリバウンド狙いの買いが優勢となっている。建設用クレーン大手で、北米や国内を中心に値上げ効果が利益を押し上げているほか、製品ミックスの改善も寄与している。15年4~6月期は営業利益が前年同期比17.3%増の68億2300万円と2ケタ伸長を確保。市場関係者の間では通期増額含みと見る向きも少なくないようだ。立花証券では同社の投資判断を3日付で、新規「強気」とし、目標株価を1780円に設定している。

■日本駐車場開発 <2353>  142円  -21 円 (-12.9%)  本日終値  東証1部 下落率トップ
 日本駐車場開発<2353>は、前日上昇の反動もあり売り先行。同社は3日取引終了後、16年7月期の連結業績予想を発表した。売上高は187億円(前期比10.0%増)、営業利益は31億円(同20.5%増)、最終利益は18億5000万円(同47.6%減)を見込んでいる。2012年7月期から実施している新卒社員の大量採用に加え、需要の見込まれるシニア採用にも注力する。こうした人員増強に伴い、エリアマーケティングを強化することで、各商圏エリアでの企業のオフィス移転情報や潜在物件となるオフィス・商業施設の駐車場の不稼働情報を早い段階で収集し、新規契約獲得の営業活動に注力する。なお、最終利益が大幅減益となるのは、前期に計上した有価証券売却益(子会社株式)が今期はなくなるため。また同時に発表した、15年7月期連結決算は売上高170億700万円(前の期比12.5%増)、営業利益25億7300万円(同10.2%増)、最終利益35億3000万円(同2.2倍)だった。

■日本通信 <9424>  332円  -25 円 (-7.0%)  本日終値
 日本通信<9424>が大幅反落。前日は、スマートフォンやタブレット等のモバイル・デバイスのサイバーセキュリティ対策ソリューションとして世界初となる「モバイルIDS(Intrusion Detection System:侵入検知システム)」を提供すると発表したことで動意づき、ストップ高まで買われる場面があったものの、きょうは買いが続かず利益確定売りに下押ししている。朝方につけた高値394円で、一目均衡表の雲の下限で上昇を阻まれたため、投げ売りが加速したようだ。

■オンコセラピ <4564>  295円  -19 円 (-6.1%)  本日終値
 オンコセラピー・サイエンス<4564>が反落。この日の寄り前に、塩野義製薬<4507>との眼科領域疾患に対するペプチドワクチンに関する契約終了を発表しており、これを嫌気した売りが出ている。OTSでは、塩野義薬と2種の血管内皮増殖因子受容体に由来するペプチドワクチンの、加齢黄斑変性症をはじめとする網膜における血管増殖性変化に起因する疾患を対象とした開発・製造・販売権供与に関する契約を結んでいたが、塩野義薬によるペプチドワクチン開発のがん領域への選択と集中という経営戦略上の理由により契約を終了する旨の通知を9月3日に受けたという。なお、これによる業績への影響はないとしている。また、OTSと塩野義薬は、がん特異的ペプチドワクチンS-588410の臨床試験を支援する目的で食道がん患者を対象とした第3相臨床試験実施に関する覚書を締結し、塩野義薬が臨床試験を実施。また、塩野義製薬は膀胱がんを対象としたS-588410の日欧での第2相臨床試験や、頭頸部がんを対象としたS-488210の欧州での第1/2相臨床試験を実施している。

■トリドール <3397>  1,499円  -82 円 (-5.2%)  本日終値
 トリドール<3397>が4日続落。3日の取引終了後に発表した8月度の月次売上高は、全業態の既存店売上高が前年同月比1.9%増、うち丸亀製麺の既存店売上高が同2.0%増といずれも13カ月連続で前年実績を上回ったが、伸び率が今期に入って最も低かったことが嫌気されているようだ。丸亀製麺で新製品「鬼おろし肉ぶっかけ」を販売するとともに、テレビCMを全国で放映し、売上・来客数増に向けた施策を実施したことが売り上げ増に寄与したとしているが、丸亀製麺の既存店客数が0.8%減とマイナスに転じたほか、客単価も2.8%増にとどまったことが伸び率縮小につながった。

■日本ガイシ <5333>  2,494円  -121 円 (-4.6%)  本日終値
 日本ガイシ<5333>が反落。同社は4日、自動車向け排ガス装置の販売を巡り、米司法省から米国反トラスト法違反の疑いで調査を受けていた問題で、罰金6350万ドル(約78億円)を支払う司法取引に合意したと発表した。同社は15年3月期に競争法関連損失引当金93億円を計上していたが、今回の司法取引合意による罰金額の決定を受け、16年3月期第2四半期連結累計期間に当該引当金との差額約15億円を営業外収益として計上する見通し。16年3月期通期の連結業績予想については変更していない。

■ミクシィ <2121>  3,740円  -165 円 (-4.2%)  本日終値
 ミクシィ<2121>が大幅続落。東京市場は再びリスク回避ムードが強まるなか、特に個人投資家の土俵であるマザーズ市場などの下げがきつくなっている。同社株はその象徴的な動きで地合い悪を暗示している。これについて国内ネット証券大手では「個人投資家資金の離散が顕著で、流動性の高い同社株などには外資系の貸し株調達の売り崩しが顕著で下げが助長されている」と指摘する。中国リスクに端を発した今回の世界的な株安連鎖では、ヘッジファンドなどの売り仕掛けが、ボラティリティが高く信用買い残の多い新興銘柄に波及している。「外資系などから株券を貸してほしいという要請が増えている。個人の投げ売りを誘発すれば、年利15~20%でも十分に短期で元がとれるという判断が働いており、実際その通りの展開になっている」(同)という。信用買い残の多いネット関連株などは用心が必要といえそうだ。

■ソフトバンクグループ <9984>  6,424円  -272 円 (-4.1%)  本日終値
 日経平均株価が8月26日につけた取引時間中の安値17714円を一時割り込んだ。個人投資家に人気のあるソフトバンクグループ<9984>、ミクシィ<2121>などの下落率が大きく、5%を超える場面があった。市場関係者からは急落後に追証発生で証拠金の追加入金をした投資家が、再び追証発生の危機となり、今度は追加入金よりも保有株の損失覚悟の見切り売りが多発している可能性が高いと話題になった。

■パナソニック <6752>  1,222円  -51 円 (-4.0%)  本日終値
 欧州大手証券の民生エレクトロニクス業界のリポートでは、「パナソニック<6752>の構造改革効果一巡や中小型液晶の構造的な懸念はあるものの、ソニー<6758>の実体業績回復顕在化やカーエレ・時計各社の収益改善などポジティブファクターが残されている」と指摘。大型株2社の相対感では、CMOSイメージセンサの数量拡大や、ゲーム・ネットワークの改善が期待できるソニーを選好して、カーエレでは、新規受注案件と車載カメラの業績貢献が早いクラリオン<6796>を推奨。時計ではミックス改善とインバウンド需要で全社好調の中、強いブランド力のあるカシオ計算機<6952>とバリュエーション妙味のあるセイコーホールディングス<8050>を推奨し、「中小型液晶はアジアメーカーとの競争激化で構造的に厳しい」として、当面慎重なスタンスを提案。セクター投資評価を「マーケットウエイト」に設定している。

■ダイキョーニシカワ <4246>  5,520円  -210 円 (-3.7%)  本日終値
 ダイキョーニシカワ<4246>が反落。国内大手証券では、「主要顧客のマツダ<7261>向け内装製品の付加価値向上や、生産工程改善などの合理化努力が実を結び、16年3月期も高成長が見込まれる」と指摘。中国市場への売上高・利益エクスポージャーが小さいことから、「不透明感の強い市場環境でも業績リスクは限定的」との見方で、会社計画には上振れ余地があると解説。レーティング「バイ」を継続、目標株価を4800円から6100円に引き上げている。

株探ニュース

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