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【材料】ミクシィが大幅安で年初来安値更新、株券調達の売り仕掛けで個人の投げ売り誘う

 ミクシィ<2121>が大幅続落で3700円を割り込み年初来安値更新。東京市場は再びリスク回避ムードが強まるなか、特に個人投資家の土俵であるマザーズ市場などの下げがきつくなっている。同社株はその象徴的な動きで地合い悪を暗示している。これについて国内ネット証券大手では「個人投資家資金の離散が顕著で、流動性の高い同社株などには外資系の貸し株調達の売り崩しが顕著で下げが助長されている」と指摘する。中国リスクに端を発した今回の世界的な株安連鎖では、ヘッジファンドなどの売り仕掛けが、ボラティリティが高く信用買い残の多い新興銘柄に波及している。「外資系などから株券を貸してほしいという要請が増えている。個人の投げ売りを誘発すれば、年利15~20%でも十分に短期で元がとれるという判断が働いており、実際その通りの展開になっている」(同)という。信用買い残の多いネット関連株などは用心が必要といえそうだ。

ミクシィの株価は12時30分現在3675円(▼230円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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