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【市況】【市場反応】米7月貿易収支/8月ISM非製造業景況指数など


外為市場では予想を上振れたISM非製造業景況指数を好感したドル買いが優勢となった。ドル・円は119円64銭から120円38銭へ上昇。ユーロ・ドルは1.1237ドルから1.1108ドルまで下落した。米10年債利回りは2.149%から2.187%まで上昇。

ISM(米供給管理協会)が発表した8月ISM非製造業景況指数(総合)は59.0と、7月の60.3から低下したものの市場予想の58.2を上回った。また、民間のマークイットが発表した8月サービス業PMI改定値も56.1と、市場予想の55.0を上回り速報値の55.2から上方修正され5月来で最高となった。総合PMI改定値も55.7と、速報値55.0から上方修正されやはり5月来で最高。

事前に米商務省が発表した7月貿易赤字は418.6億ドルと、赤字幅は2月来で最小に改善したほか、市場予想の422億ドルも下回った。一方、6月分は452.1億ドルの赤字と、438.4億ドルの赤字から修正された。国内総生産(GDP)に及ぼす影響は少ないと見られている。米労働省が発表した先週分新規失業保険申請件数は前週比1.2万件増の28.2万件と市場予想の27.5万件を上回り7月初旬以降で最高となった。

【経済指標】
・米・先週分新規失業保険申請件数:28.2万件(予想:27.5万件、前回:27万件←27.1万件)
・米・7月貿易収支:-418.6億ドル(予想:-422億ドル、6月:-452.1億ドル←-438.4億ドル)
・米・8月ISM非製造業景況指数(総合):59.0(予想:58.2、7月:60.3)
・米・8月サービス業PMI改定値:56.1(予想:55.0、速報値:55.2)
・米・8月総合PMI改定値:55.7(速報値:55.0)

《KK》

 提供:フィスコ

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