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【市況】あす(4日)の株式相場見通し=米雇用統計前に手控え、売買代金減少を注視

 あす(4日)の東京株式市場は、同日日本時間夜に発表される米8月の雇用統計の内容を見たいとの姿勢から買い手控えムードが強まることが予想され、日経平均株価は反落となりそうだ。
 8月の米雇用統計について、市場予想は非農業部門雇用者数で22万人増、失業率は5・2%程度とされている。これに対する実際の発表数値が、16~17日に開催されるFOMC(米連邦公開市場委員会)での利上げ開始の重要な判断材料とされるためだ。
 市場関係者からは「20万人を大きく超える堅調な雇用環境となれば、9月利上げ観測が強まり外国為替市場では円安・ドル高が進行し、米株式は売られる可能性がある。逆に20万人を大きく下回れば利上げ観測が後退し、円高・ドル安傾向が強まる」との見方が出ていた。
 3日の東京株式市場は朝方から一貫して買い優勢の推移。日経平均株価は、一時前日比386円高まで買い進まれ、1万8500円に急接近する場面があったものの、上値は重く、じりじりと上げ幅を縮小する動きとなった。結局、日経平均株価終値は前日比86円99銭高の1万8182円39銭と4日ぶりの反発となった。
 日程面では、7月の毎月勤労統計速報値、8月の車名別新車販売台数に注目。海外では、8月の米雇用統計、G20・財務相・中央銀行総裁会議(~5日)が焦点となる。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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