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2015年09月03日17時24分

【為替】欧米為替見通し:中国休場で静かな地合いに、欧州中銀の政策や米経済指標を注視


今日の欧米市場は中国株休場を受けて落ち着いた展開となろう。中国株式市場の休場で足元の不安要因となっていた上海総合指数の値動きに対する過度な警戒感が一服。一方、欧州中央銀行(ECB)の政策や米経済指標などが動意材料となる可能性はある。

3-4日は中国株式市場が休場のため、本日の東京市場では中国株乱高下に対する過度な警戒感が後退。ドル・円は120円台半ばでのもみ合いとなった。上海株は6月12日に年初来高値5178ポイントをつけた後、途中の乱高下を経て足元は3000ポイント付近まで下落。世界の金融市場に動揺をもたらした。束の間ながら連休で不安要因が取り払われたことから、欧米市場でも落ち着いた市場動向となりそうだ。

一方、欧州市場では欧州中銀の政策スタンスや米雇用統計などが注目される。欧州中銀の理事会では一段の金融刺激策が打ち出されるとの観測が広がっている。政策に大幅な変更はないとみられるものの、量的緩和(QE)プログラムの修正の可能性が指摘されており、市場の一部では、QEが無期限で実施されるとの見方も出ている。QE修正などがあればサプライズとなり、ユーロ売りに傾く可能性があろう。

また、米国市場では米9月利上げの可能性はまだ排除されていないことから、引続き経済指標が材料視される。2日に発表されたADP雇用統計は、民間部門雇用者数は19万人増加と、堅調な伸びを示した。23:00に発表される8月の米・ISM非製造業景況指数(総合)は58.2と、前回の60.3を下回ると見込まれるが、米国内の景況感の改善が示されれば、利上げ期待につながるとみられる。


【今日の欧米市場の予定】

・17:30  英・8月サービス業PMI(予想:57.7、7月:57.4)
・18:00  ユーロ圏・7月小売売上高(前月比予想:+0.5%、6月:-0.6%)
・20:45  欧州中央銀行(ECB)が政策金利発表(0.05%で現状維持の予想)
・21:30  ドラギECB総裁会見、スタッフ予想発表
・21:30  米・先週分新規失業保険申請件数(予想:27.5万件、前回:27.1万件)
・21:30  米・7月貿易収支(予想:-422億米ドル、6月:-438.4億米ドル)
・21:30  加・7月貿易収支(予想:-12億加ドル、6月:-4.8億加ドル)
・23:00  米・8月ISM非製造業景況指数(総合)(予想:58.2、7月:60.3)

《SY》

 提供:フィスコ

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