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【市況】東京株式(大引け)=86円高、反発も上値の重い展開に

 3日の東京株式市場は朝方から一貫して買いが優勢となったが、日経平均株価は上値も重く、次第に上げ幅を縮小する動きとなった。大引けの日経平均株価は前日比86円99銭高の1万8182円39銭と4日ぶり反発。東証1部の売買高概算は22億2237万株、売買代金概算は2兆3717億2000万円。値上がり銘柄数は963、対して値下がり銘柄数は822、変わらずは110銘柄だった。売買代金は活況の目安とされる2兆円は上回ったものの、8月18日以来の低水準となった。
 きょうの東京市場は、前日の欧米株市場が総じて堅調で、米国株市場ではNYダウが大幅高で4日ぶりに反発したことや、為替が円安に振れたことから主力株中心に買いが先行。また、中国・上海株市場が、きょうとあすは休場ということもあって、波乱要素に乏しく買い安心感につながった。好調な企業業績を背景に、テクニカル面や株価指標面で割安な銘柄も増えており、投資家心理改善を背景に安値を拾う動きが表面化した。ただ、後場は手仕舞い売りが出て伸び悩み、日経平均はこの日のほぼ安値圏で取引を終了した。
 個別では、トヨタ<7203>が活況高、NTT<9432>も買われた。コーセー<4922>も高い。日本通信<9424>はストップ高。大阪チタ<5726>が値を飛ばし、科研薬<4521>も急騰。日カーボン<5302>、ネクスト<2120>も物色人気となった。半面、良品計画<7453>が値を下げ、ファーストリテ<9983>も安い。極東開<7226>、日特建<1929>が下落したほか、ビックカメラ<3048>、サイゼリヤ<7581>、ABCマート<2670>なども売られた。




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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