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【市況】日経平均は4日ぶり反発、米株高受け買い先行も上げ渋る/相場概況


日経平均は4日ぶり反発。2日の米国市場では、8月ADP雇用統計が好感されたほか、地区連銀経済報告(ベージュブック)で景気拡大が示されたことをきっかけに上げ幅を拡大し、NYダウが293ドル高となった。こうした流れを受けて日経平均は264円高からスタートすると、寄り付き後に一時18481.57円(前日比386.17円高)まで上昇する場面があった。ただ、中国市場が休場となっていることで積極的な売買は手控えられ、買い一巡後は上げ渋る展開に。大引けにかけて先物への売りで上げ幅を縮め、本日の安値圏で取引を終えた。

大引けの日経平均は前日比86.99円高の18182.39円となった。東証1部の売買高は22億2237万株、売買代金は2兆3717億円だった。業種別では、保険業、ガラス・土石製品、情報・通信業が上昇率上位だった。一方、銀行業、繊維製品、その他製品が下落率上位だった。

個別では、トヨタ自<7203>、JT<2914>、ファナック<6954>、ソニー<6758>、東芝<6502>などが堅調。NTT<9432>が3%超、NTTドコモ<9437>が4%超上げたほか、ミネベア<6479>は9%近い上昇に。また、日本通信<9424>、クボテック<7709>、日金属<5491>などが東証1部上昇率上位となった。一方、ソフトバンクグ<9984>、みずほ<8411>、東電力<9501>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>などが軟調。前日月次データを発表したファーストリテ<9983>は買い先行後にマイナスへと転じた。また、大研医器<7775>、ワタベ<4696>、クレスコ<4674>などが東証1部下落率上位となった。
《HK》

 提供:フィスコ

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