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【材料】大阪チタ、東邦チタニウムなど急伸、航空機需要拡大でスポンジチタン関連に脚光

 大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>が一時12.7%の急騰で3300円台を回復してきたほか、東邦チタニウム<5727>も10%高で高値1588円に買われている。ここまで両銘柄とも原油や非鉄全般の商品市況の下落や海外株安などリスクオフの流れのなかで相対的な強さを発揮してきた。「航空機産業が世界的な需要増加局面にあり、スポンジチタンの将来性に改めて着目する動きが出ている。ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハザウェイが、米航空関連部品メーカーを買収することを決めるなどもそれを裏打ちする動き」(国内準大手証券)と指摘する。日本でも安倍政権は製造業の空洞化を防ぐ基幹産業に航空機産業を育成する方針にあるが、スポンジチタンを手掛ける両社にとってその政策的な恩恵は大きい。「2日付でクレディ・スイス証券がスポンジチタンに強気の見解を示し、大阪チタの目標株価を4000円から5000円に、東邦チタニウムを1500円から1900円に引き上げていることが直接的な買いの背景となったようだ」(同)としている。

大阪チタの株価は11時14分現在3340円(△353円)
東邦チタニウムの株価は11時14分現在1562円(△118円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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