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【市況】概況からBRICsを知ろう~ロシア株式市場は続落、原油先物の急落を受け


【ブラジル】ボベスパ指数 46463.96 +2.17%

2日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比986.90ポイント高(+2.17%)の46463.96で取引を終えた。45445.07から46473.75まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは49、値下がりは16、変わらず1であった。


この日発表のブラジルの7月鉱工業生産が前年比-8.9%まで落ち込んだことで(6月は-2.8%)、ブラジル中銀の政策金利決定は景気に配慮せざるをえなくなるとの思惑が株高につながったもよう。また、2日の上海総合指数の引けが0.2%安にとどまり、世界的な株安拡大の不安がやや弱まったとの見方から欧米株が反発したことも、ブラジル株の下支えになった。

【ロシア】MICEX指数 1690.82 -0.42%

2日のロシア株式市場は続落。主要指標のMICEX指数は前日比7.17ポイント安(-0.42%)の1690.82で取引を終了した。1687.32から1716.94まで上昇した後、引けにかけて再び下落に転じた。

2日の上海総合指数の引けが0.2%安にとどまり、世界的な株安拡大の不安がやや弱まったとの見方から欧米株が反発、ロシア株も買いが先行した。しかし、その後、米国内の原油在庫の急増を受けて、ブレント原油先物が50ドル台から47ドル台まで急落したことで、ロシア株も売りが急速に強まった。

【インド】SENSEX指数 25453.56 -0.95%
2日のインドSENSEX指数は3日続落。前日比242.88ポイント安(-0.95%)の25453.56、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同68.85ポイント安(-0.88%)の7717.00で取引を終えた。

前半はプラス圏でもみ合ったが、終盤は売りに押された。世界株安の進行に加え、経済指標の悪化が売り圧力を強めた。4-6月期の成長率は予想以上に鈍化したほか、きのう1日に発表された日経インド製造業購買担当者指数(PMI)は前月の52.7から52.3まで低下。工場の生産拡大ペースが鈍化したことが主因だと分析されている。

【中国本土】上海総合指数 3160.17 -0.20%
2日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比6.46ポイント安(-0.20%)の3160.17ポイントと小幅ながら3日続落した。

中国景気の先行き不安が重し。8月の中国製造業PMI下振れが引き続き売り材料視さ
れた。抗日戦争勝利記念式典前まで、政府当局は株式市場の安定を維持するとの見方が改めて意識され、プラス圏に浮上する場面が何度もみられたものの、連休を前に積極的な買いが控えられている。上海総合指数は上下に振れる不安定な値動きだった(上は0.88%高、下は4.66%安)。

《NH》

 提供:フィスコ

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