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【市況】今日の日経平均はこうなる~先物市場では買戻し優勢か


【大幅高となる】18100-18500円のレンジを想定=村瀬 智一

シカゴ先物にさや寄せする格好から、買い先行の展開になろう。その後は、前日の価格上限レベルでのこう着になりそうである。上値は5日線が抵抗として意識されやすいほか、ボリンジャーバンドでは-1σと-2σとのレンジ推移が続いており、バンドが下降する中でトレンド転換は期待しづらいところ。ただし、中国が休場となるなかで、仕掛け的な売買も限られると考えられ、買戻し優勢となれば、-1σ水準辺りへのリバウンドも意識される。18100-18500円のレンジを想定。

【大幅高となる】先物市場では買戻し優勢か=田代 昌之

円建てCME先物は前日の225先物比55円高の18305円。為替市場では、ドル・円が120円50銭台、ユーロ・円が135円20銭台(8時00分時点)。米国株が大幅反発となったことで、ひとまず寄付きは買い優勢でスタートしそうだ。本日は中国市場が休場とのことから取引時間中の大きな不安要素が解消され、前日比ではしっかりとした推移が見られよう。先物市場の地合いとしては売り方の買戻しが入りやすいと想定する。一方、そろそろ来週末のメジャーSQを意識したロールオーバーも増加してきそうだ。ポイントはゴールドマン・サックスのTOPIX先物の買いポジション。8月28日時点では6.6万枚の買い越しと10万枚超で話題となっていた3月や6月と比べると買いポジションは減少しているが、それでも市場に対する影響力は大きいと考える。本日あたりからスプレッド取引の状態なども睨みながらの相場展開となろう。

昨日の引け後にファーストリテ<9983>が国内ユニクロ月次売上高を発表した。8月は対前年同月比+2.5%と前年実績を3カ月ぶりに上回った。客単価は8.0%増になり、23カ月連続で上伸。一方、来店客数は5.1%減と3カ月連続で前年実績を下回った。ADRは49000円程度と前日東証終値48400円比では600円高。日経平均を押し上げる効果は20円ほどと見られる。同社の足元の荒い値動きを見る限り、月次発表に絡んだ株価推移が指数に与える影響は限定的か。

《SY》

 提供:フィスコ

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