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【特集】FJネクスト Research Memo(9):16年3月期は増収増益、過去最高の売上高を見込む


■業績動向

(3) 2016年3月期の業績予想

2016年3月期業績予想についてFJネクスト<8935>は、売上高が前期比23.3%増の49,500百万円、営業利益が同7.8%増の5,000百万円、経常利益が同8.1%増の5,000百万円、当期純利益が同2.9%増の3,000百万円と増収増益を見込むとともに、過去最高の売上高を更新する計画である。

事業別の売上高予想の開示はないが、各事業が順調に伸長する見通しのようである。特に、不動産開発事業において、主力の資産運用型マンションは前述のとおり堅実な計画としているが、ファミリーマンションのガーラ・レジデンスシリーズの業容拡大等により、マンション販売戸数が過去最高の1,647戸(前期比234戸増)と大きく増加する想定となっている。また、建設事業も都内の好調なマンション建設需要に支えられて大きく拡大する計画である。

利益面では、引き続き、土地仕入価格や建築費の高騰などによる原価率の上昇を保守的に見積もったことで営業利益率は10.1%(前期は11.6%)に低下するものの、利益額は依然として高い水準を維持する見通しである。また、不動産市場の状況次第では、価格転嫁による利益率の上昇の余地も残されているとみられる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)

《HN》

 提供:フィスコ

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