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【市況】東京株式(大引け)=70円安、売り買い錯綜も3日続落

 2日の東京株式市場は終日にわたって売り買いが錯綜し、乱高下となった。日経平均株価は上下600円幅を往来し、結局前日比マイナスで引けた。
 大引けの日経平均株価は前日比70円29銭安の1万8095円40銭と3日続落。東証1部の売買高概算は29億3995万株、売買代金概算は2兆9654億円。値上がり銘柄数は339、対して値下がり銘柄数は1482、変わらずは74銘柄だった。東証1部全体の約8割の銘柄が値を下げている。
 中国景気の減速懸念が再び強まるなか、世界的なリスク回避の動きが再燃。きょうの東京市場も大きく売り優勢で始まり、朝方に日経平均は300円強の下げをみせた。しかし、売り一巡後は値ごろ感からの押し目買いや買い戻しを誘い、今度は前日比300円強のプラスに切り返した。しかし、中国景気の減速懸念や米利上げに対する警戒感は強く、不安定な相場は後場も続いた。後場後半は目先筋の手仕舞い売りが加速し、主力株中心に値を消す展開を強いられ、結局1万8000円トビ台で着地する格好となっている。
 個別では、ファーストリテ<9983>が高く、ファナック<6954>も堅調。トヨタ<7203>もしっかり。エスケイジャパン<7608>、川田TECH<3443>が一時ストップ高に買われたほか、阪急阪神<9042>、日特建設<1929>も大幅高。日カーボン<5302>も人気。
半面、大王紙<3880>が急落、フルキャストHD<4848>も大幅安。マツダ<7261>が軟調、東京海上<8766>も冴えない。イチケン<1847>、三菱ガス化学<4182>も値を下げた。



出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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