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【材料】大日印は売り一巡後戻す、不快な臭いを吸着するフィルムを使用した包材を開発

 大日本印刷<7912>は一時前日比30.5円安の1167.0円まで売られた後に戻す動き。同社はこの日、各種有機化合物から発生する不快な臭気を持つガス(アウトガス)のうち、アルデヒド系やケトン系の臭気を吸着する「DNPにおい吸着包材(アルデヒド・ケトン用)」を開発、医薬品や医療器具、産業資材、化学薬品などの包材向けに量産を開始することを発表した。
 アルデヒドやケトンなどの有機化合物を含む医薬品は、製造後の時間経過とともにアウトガスを放出するため、服薬時にパッケージ内に充満した臭いが患者に不快感を与えることがあったが、新たに開発した吸着包材を利用すれば医薬品を包装してから24時間後には、臭いの成分となるアウトガスがほぼ100%フィルムに吸着され、無臭状態になる。同社では、2019年度までに5億円の売り上げを目指している。

大日印の株価は10時50分現在1197.5円(△▼0円)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

最終更新日:2015年09月02日 11時00分

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