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【市況】今日の日経平均はこうなる~医薬品、食料品には売り圧力も


【大幅安となる】医薬品、食料品には売り圧力も=田代 昌之

円建てCME先物は先週末の225先物比300円安の17810円。為替市場では、ドル・円が119円60銭台、ユーロ・円が135円10銭台(8時00分時点)。本日の寄付きは、足元頻繁に見られたギャップ・ダウンでのスタートとなる公算が大きい。日経VI(ボラティリティ・インデックス)は再度40p台乗せを試す展開となるなどハイボラティリティ相場は継続。本日の下値メドとして意識されるのは8月26日につけた足元の日中安値17714円となろう。上海株の取引が開始する10時30分頃などのタイミングでは先物で下に叩くような展開が見られるかもしれない。一方通行の地合いとなっていることから17710円を割り込んだ際は一気に走ると見る。日本株は年初来からのパフォーマンスでは十分プラスに位置していることから、世界的にも利益確定の売りが入りやすい市場と言えよう。

昨日の現物市場では、エーザイ<4523>、明治HD<2269>、キッコーマン<2801>など医薬、食料品の下げが目立った。これらの銘柄は、金利の先安感から利回りの高いディフェンシブの一角として海外勢に買われていた背景がある。足元の債券市場では目立った利回りの低下はまだ観測されていないが、株安→債券高という構図が顕著に見られた場合は、こうした銘柄を中心とした売り圧力が強まるとの見方もある。

《SY》

 提供:フィスコ

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