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【通貨】今日の為替市場ポイント:ドル・円は119円台で推移か、引き続き国内株や中国株の動向が手掛かり材料に


1日のドル・円相場は、東京市場では121円27銭から119円97銭で軟調推移。欧米市場でドルは119円25銭まで続落し、119円38銭で取引を終えた。

本日2日のドル・円は119円台で推移か。日本、中国の株式市場の動向が有力な手がかり材料となりそうだ。日経平均株価と上海総合指数が続落した場合、ドルは119円台後半で上げ渋る可能性が高いとみられる。

世界的な株安によって米連邦準備制度理事会(FRB)は、利上げ開始時期を10月以降に延期するとの見方が広がっている。雇用情勢は回復しているものの、インフレは適度に抑制されており、金利引き上げを急ぐ必要はないとの見方も少なくない。ただし、市場関係者の一部は、中国経済の成長鈍化懸念と米9月利上げ観測が株安につながっており、株安を理由に利上げ開始時期が延期されることはないと考えているようだ。

世界経済の情勢変化は米国の金融政策に何らかの影響を及ぼすことは否定できないが、中国経済の成長鈍化は以前より予想されていたことであり、それによって米国の金融政策が変更される(利上げ開始時期の先送り)わけではないとの声が聞かれている。

《SY》

 提供:フィスコ

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