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【市況】NY株式:ダウは469ドル安、中国の製造業指数悪化や原油安を嫌気


1日の米国株式相場は下落。ダウ平均は469.68ドル安の16058.35、ナスダックは140.40ポイント安の4636.11で取引を終了した。中国の8月製造業購買担当者景気指数(PMI)が3年ぶりの低水準となり、アジアや欧州の主要株価が全面安となった流れを受け、売りが先行。米国の8月ISM製造業景況指数が予想を下振れたほか、原油価格も大幅下落となり、終日軟調推移となった。ダウは一時540ドルを上回る下落となった。セクター別では全面安となり、銀行やテクノロジー・ハード・機器の下落が目立った。

原油価格の下落を受けてエクソン・モービル(XOM)やシェブロン(CVX)などエネルギー関連企業が軟調推移。ディスカウントストアのダラー・ツリー(DLTR)は決算内容が嫌気され、下落。ファストフードのチポトレ・メキシカン・グリル(CMG)は、遺伝子組み換え食品が使用食材から排除されていないとして告訴され、売られた。一方で、航空大手のアメリカン航空(AAL)は一部アナリストによる投資判断引き上げを受け、上昇した。

本日、自動車メーカー各社が発表した8月新車販売台数は米自動車メーカーを中心に売上が前年同期から上昇した。レイバー・デーの祝日が例年より後ずれした影響で8月最終週の売上動向を懸念する見方もあったが、原油安や低金利が続いていることで自動車需要は予想以上に堅調であるようだ。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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