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【通貨】NY為替:ドル・円は119円38銭、米中の低調な製造業指数で世界経済の鈍化懸念が再燃


1日のニューヨーク外為市場でドル・円は、120 円19銭から119円25銭へ下落し119円38銭で引けた。中国国家統計局が発表した8月製造業PMIが3年ぶりの低水準に落ち込んだほか、米国の8月ISM製造業景況指数もほぼ2年ぶりの低水準となった。それを受けて、世界経済の鈍化懸念が広がり、安全資産としての米国債に投資資金が向かい、債券利回り低下に伴うドル売り、リスク回避の円買いが加速した。


ユーロ・ドルは、1.1234ドルから1.1319ドルまで上昇して1.1316ドルで引けた。円と同様にキャリー取引手仕舞いのユーロの買い戻しが優勢となった。ユーロ・円は、リスク回避の円買いに、134円69銭まで下落後、135円45銭へ上昇した。


ポンド・ドルは、1.5300ドルまで下落後、1.5349ドルまで反発した。ドル・スイスは、0.9651フランへ上昇後、0.9583フランへ反落。ジョーダン・スイス国立銀行(SNB)総裁が追加利下げを示唆したため、フラン売りが優勢となった。

《KK》

 提供:フィスコ

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