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【市況】9月1日の中国本土市場概況:上海総合指数は下落、インフラ関連が売られる


1日の本土マーケットは値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比39.36ポイント(1.23%)安の3166.62ポイントと続落した。上海A株指数は40.85ポイント(1.22%)安の3317.96ポイント。外貨建てB株相場も続落する。上海B株指数が13.35ポイント(4.44%)安の287.25ポイント、深センB株指数が29.08ポイント(2.72%)安の1038.98ポイントで引けた。

指標悪化で投資家のセンチメント冷え込む。寄り付き前に公表された8月の中国製造業PMI(中国国家統計局と中国物流購入連合会が集計)が49.7に低下し、景況判断の分かれ目となる50を6カ月ぶりに下回ったことが嫌気された。2012年8月(49.2)以来、3年ぶりの低水準を記録するなか、景気鈍化懸念が一段と強まっている。ただ、下値を拾う動きも散見される。中盤から下げ幅を縮小させた(上海総合は一時4.75%安)。

業種別では、インフラ関連株がさえない。ゼネコンの中鉄二局(600528/SH)が9.8%安、鉄道車両のの中国中車(601766/SH)が3.7%安と値を下げた。ITハイテク関連株やバイオ関連株、運輸関連株、自動車株、消費関連株なども下げが目立っている。

半面、時価総額上位の銀行株やエネルギー株は買われる。中国工商銀行(601398/SH)が7.4%高、中国石油天然気(601857/SH)が3.0%高で引けた。
【亜州IR】

《FA》

 提供:フィスコ

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