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【経済】日本と中国の株安が米国に波及した場合、9月利上げは難しくなる?


 8月の米雇用統計が9月利上げの有無を決定する材料になるとの見方は多いようだが、1日の東京市場で日経平均株価は700円を超える大幅安となっており、中国本土株も下げている。日本と中国の株安が米国の金融政策に重大な影響を及ぼすとは思えないが、1日の米国株が大きく下げた場合、9月利上げへの期待は大きく低下するとの声が聞かれている。

 米国株については、エール大学のロバート・シラー教授が割高であると指摘しており、S&P500種は1300ポイントまで下げる可能性について言及している。なお、市場関係者の一部は、米雇用情勢の改善は続いているものの、賃金上昇率は鈍化しており、早期利上げを促すほど雇用は堅調ではないと考えている。主要国の株式市場が安定しても9月利上げはないと予想しているようだ。
《MK》

 提供:フィスコ

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