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2015年09月01日10時23分

【市況】概況からBRICsを知ろう~上海総合指数は値下がり、短期的な過熱感が高まる


【ブラジル】ボベスパ指数 46625.52 -1.12%
31日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比528.35ポイント安(-1.12%)の46625.52で取引を終えた。47151.43から45569.94まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは15、値下がりは49、変わらず2であった。

ブラジル政府の2016年予算見積もりで、基礎的財政収支が赤字に変更されたことから、格下げ懸念がブラジル株の売り圧力となった。また、ブラジル中銀がこの日に発表した週次エコノミスト調査で、2015年の経済成長率見通しが-2.26%(前回-2.06%)に悪化したことも、売り材料になった。インフレ見通しは9.28%であった(前回9.29%)。

【ロシア】MICEX指数 1733.17 +0.81%
31日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMICEX指数は前日比14.01ポイント高(+0.81%)の1733.17で取引を終了した。1706.97から1733.17まで上昇し、高値引けとなった。

米9月利上げ観測がくすぶるなか、ルーブル安傾向を受けた収益拡大期待から、輸出関連企業が株高となり、MICEX指数の上昇をけん引したもよう。また、石油輸出国機構(OPEC)が、ほかの産油国と適正な原油価格について話し合う用意がある、との方針を表明したことなどから、ブレント原油先物がロシア株式市場終盤から急反発に転じており、指数の押し上げにつながったとみられる。

【インド】インドSENSEX指数 26283.09 -0.41%
31日のインドSENSEX指数は反落。前日比109.29ポイント安(-0.41%)の26283.09、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同30.65ポイント安(-0.38%)の7971.30で取引を終えた。

買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合ったが、終盤に下げ幅をやや拡大させた。中国や日本などアジアの主要な株式市場の下落を受け、インド株の売り圧力も高まった。国内では、通貨ルピー安の進行が外資の流出懸念をやや強めた。また、この日の取引終了後に今年4-6月期の国内総生産(GDP)が発表されるため、慎重ムードが強い。なお、4-6月期のGDP成長率は7.0%となり、予想(7.4%)以上の落ち込みとなった。

【中国本土】上海総合指数 3205.99 -0.82%
31日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比26.36ポイント安(-0.82%)の3205.99ポイントと3日ぶり反落した(一時3.81%安)。

先週末の急伸を受けて、いったん売りが強まる流れ。上海総合指数は先週後半の2日間で累計10%超も上昇していたため、短期的な過熱感が高まった。中国政府は大規模な株式購入を通じた株価の買い支えを停止するもようと伝わったことや、証券大手の中信証券(600030/SH)幹部がインサイダー取引の疑いで取り調べを受けていると報じられたことも投資家のセンチメントを冷やしている。中信証券株は5.0%安と急落した。もっとも、全体相場が売り込まれる動きにはなっていない。政策期待のある銘柄などが買われ、上海総合指数は引けにかけて下げ幅を縮小させた。

《NH》

 提供:フィスコ

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