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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 18,700円~19,000円。 

 米ダウ平均は、中国経済の先行き不透明感から、日本市場や欧州市場が不調だったことを懸念し売りが先行、9月利上げの判断材料である雇用統計発表を控え、様子見姿勢から積極的な押し目買いが入り難くかったこともあり、大幅続落で取引を終了。その影響でシカゴの日経平均先物も、大証の終値に比べ(日中比)40円安(円建て)と、僅かに値下がりして取引を終えていることから、東京市場のやや売り方優勢から、小幅安での取引開始となりそうだ。

 一巡後は、中国の経済指標発表待ちにより、方向感の乏しい値動きが予想されるが、10時以降は8月中国製造業PMIの結果や、10時30分から取引開始の上海総合指数にリンクした動きとなることが想定される。

 テクニカル的には、ローソク足の実体(始値と終値の両方)で、200日移動平均線(19,063円前後)を上回れなかったことから、19,000円の大台前後が当面の上値メドとなりそうだが、中国経済指標の結果が予想を上回り、上海市場も堅調であれば、昨日の下落分を埋め、同移動平均線を再び上抜くことも可能だ。
 
 但し、結果が失望する内容だった場合は、ボリンジャーバンドの-2σ(18,138円前後)近くまでの調整も視野に入ってくる。

 新興市場は、東証1部から避難してきたリスクマネーにより堅調で、ジャスダック平均はボリンジャーバンドの-1σ(2,564ポイント)に浮上してきた。本日も買い優勢の展開となるようなら、-1σ~中心線(2,681ポイント前後)の値動きが期待出来そうで、マザーズ指数は、25日移動平均線(882ポイント前後)を目指す動きとなりそうである。

 本日の予想レンジ 18,700円~19,000円。(ストック・データバンク 編集部)

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