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【通貨】外為サマリー:1ドル121円台前半で堅調推移、米国経済情勢を注視へ

 31日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=121円17銭前後と前週末午後5時時点に比べ42銭のドル高・円安。ユーロは1ユーロ=136円00銭前後と同40銭のユーロ安・円高で推移している。
 前週末のニューヨーク市場では28日にフィッシャーFRB副議長がテレビインタビューで9月利上げを否定しなかったことから、米長期金利が上昇。ドルは一時、121円70銭まで値を上げる場面があった。翌29日のジャクソンホールでの同氏の講演では、9月利上げに関する言質は与えなかった。
 中国株安を震源とする世界金融市場の混乱を受け、市場には9月利上げ説は急速に後退している。ただ、米4~6月国内総生産(GDP)改定値が3.7%に上方修正されるなど、堅調な経済指標が発表されており、依然、9月実施の可能性は残っている。また、10月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げもあり得る情勢で、市場は再度、米国情勢への関心を高めている。
 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1223ドル前後と前週末に比べ 0.0075ドルのユーロ安・ドル高で推移している。



出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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