市場ニュース

戻る
2015年08月31日08時50分

【市況】今日の日経平均はこうなる~「往って来い」には後1400円必要だが


【小幅高となる】「往って来い」には後1400円必要だが=田代 昌之

前週(24日-28日)の日経平均は週間ベースでは299.51円の下落となった。中国景気減速懸念や米国金利引上げに対する警戒感などを材料に売り圧力の強い相場展開となった。日経平均は18日から連日の下落となり、6日間での2813円安は7年ぶりの下げ幅に。先物市場では225先物の商いが連日で20万枚を超えるなど短期筋による仕掛け的な売買が目立ち乱高下となった。ただ、中国当局による金融政策実施をきっかけに上海総合指数が下げ止まったことで26日の17714.30円をボトムに反発。週末にかけては大幅反発となり200日移動平均線を回復した。

市場の混乱を示す日経VI(ボラティリティ・インデックス)は一時47.01pと11年3月以来の水準まで跳ね上がったが、週末は29.67pまで低下している。まだ、乱高下の余韻は残っているものの、市場は落ち着きを取り戻しつつあると言えよう。週末に200日移動平均線まで戻したことも大きな安心材料に。

急ピッチな下落に対する急ピッチな反発、いわゆる「往って来い」のチャート形状を期待するには後1400円ほどの上昇が必要だ。急落前の17日終値20620.26円から安値17714.30円までの下げ幅は2905.96円。半値戻しの水準は19167.28円と先週末の段階で達成している。「半値戻しは全値戻し」が意識されるか注目だ。円建てCME先物の終値は19170円で返ってきていることから、週初は前日終値水準で取引を開始する見通し。ここから全値戻しの20620.26円を狙うには、個人投資家の押し目買い、海外投資家を中心とした裁定買い、そして、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)といった年金筋などによる買いが必要か。実際、先週の急落場面では年金筋による買いが2000億円入ったとの観測も浮上していることから、こうした買い主体による日本株押し上げは多少期待できよう。一部では秋に上場を控えているゆうちょ銀行やかんぽ生命が地合い改善に向け、買いで動くとの話も聞かれる。バスケット取引で大きな金額が観測された場合、こうした思惑が高まり一気に上昇する可能性も。

《SY》

 提供:フィスコ

【関連記事・情報】

日経平均