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【市況】NY金先物週間見通し:もみあいか、米長期金利動向を見極める展開


■NY金先物
安値:1,116.90ドル
高値:1,169.80ドル
終値:1,134.00ドル
前週末比(騰落率):-2.21%

■軟調推移、米ドル相場の反発などが意識される

NY金先物は下落。28日の取引では米金融政策を巡る思惑で買いが優勢となったが、株安局面でも安全逃避の金買いはやや抑制されており、週間ベースでは下落した。株価反転を意識して米ドル相場が反発したことが金先物の下落につながった。米長期金利の反転、上昇も嫌気されたようだった。


■もみあいか、米長期金利動向を見極める展開

想定レンジ:1,120.00~1,150.00ドル

NY金先物はもみあいか。米長期金利の動向が手掛かり材料となる。長期金利の上昇が続いた場合、安全資産である金の需要は減少する見通し。中国、欧米の株高は金先物相場の上昇を抑える要因となるが、米早期利上げ観測が後退した場合は株高でも金先物は下げ渋る可能性がある。

《TN》

 提供:フィスコ

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