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【経済】日米の注目経済指標:8月米雇用統計は9月利上げの最終関門に


8月31日-9月4日に発表予定の主要経済指標のポイントは次の通り。

■1日(火)午後11時発表予定
○(米)8月ISM製造業景況指数-予想は52.8
参考指標となる8月マークイット製造業PMIは52.9で7月実績の53.8を下回った。また、各地区連銀の景況指数はまちまちとなっており、8月ISM製造業は7月実績の52.7と同水準か、やや下回る可能性がある。

■2日(水)午後9時15分発表予定
○(米)8月ADP雇用統計-予想は前月比+20.0万人
参考となる7月実績は、前月比+18.5万人で市場予想をやや下回った。雇用創出のペースはやや鈍化しつつある。8月中の新規失業保険申請件数は7月実績と大差ないことから、8月の雇用者数は市場予想をやや下回り、19万人程度となる可能性がある。

■3日(木)午後9時30分発表予定
○(米)7月貿易収支-予想は-443億ドル
参考となる6月実績は-438.4億ドル。ドル高や原油安の影響で輸入額は減少する可能性があるが、輸出は伸び悩みとなっていることから、7月貿易収支は6月と差のない結果となりそうだ。貿易赤字の大幅縮小は当面期待できない。

■4日(金)午後9時30分発表予定
○(米)8月雇用統計-予想は非農業部門雇用者数は、+21.8万人、失業率は5.3%
非農業部門雇用者数の7月実績は前月比+21.5万人。小売、製造業分野など幅広い分野で雇用増が確認されており、雇用情勢の回復が続いていることを示唆する内容だった。8月については、7月並みの雇用増が予想される。失業率は7月と同水準の5.3%となる見込み。

その他の主な経済指標の発表予定は、8月31日(月):(日)7月鉱工業生産、(米)8月シカゴ購買部協会景気指数、9月2日(水):(米)地区連銀経済報告書公表、9月3日(木):(米)8月ISM非製造業景況指数。

《FA》

 提供:フィスコ

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