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【市況】利益確定売り一巡後は模様眺めか


『米株式市場』

 27日のNY市場は上昇。中国株式相場が反発し、アジアや欧州の主要株価が全面高となった流れを受け、買いが先行。4-6月GDP改定値が予想を大幅に上回ったほか、週間新規失業保険申請件数が予想より減少したことも好感された。ダウ平均は369.26ドル高の16654.77、ナスダックは115.17ポイント高の4812.71。

 グローベックスの米株先物は軟調に推移しており、NYダウで100ドル程度の下げとなっている。直近で1000ドル近くのリバウンドをみせており、週末要因もあって利食いも出やすいところ。

 また、中国は上海が底入れをみせてきているが、ハンセン指数は冴えない。中国の本土系銀行の冴えない決算が嫌気されている。欧州なども金融セクターに売りが先行しており、上値の重石になりそうだ。

 その他、経済指標では個人所得(7月)、個人消費支出(7月)、個人消費支出(PCE)価格コア指数(7月)、ミシガン大学消費者マインド指数確定値(8月)が予定されている。9月の利上げ観測は後退しているが、来週には雇用統計なども予定されていることもあり、模様眺めムードも強まりやすいだろう。
《TY》

 提供:フィスコ

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