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【通貨】あす(28日)の為替相場見通し=米8月雇用統計に注目

 来週の東京外国為替市場のドル円相場は、週末4日の米8月雇用統計に向け米金融政策の方向性を確かめる展開となりそうだ。予想レンジは1ドル=119円00銭~122円50銭。この週は中国景気減速懸念が強まるなか、24日のニューヨーク市場で一時116円台までドルが暴落。売りが売りを呼ぶ劇的な展開となった。中国株安が世界的な連鎖株安を呼び、株価主導のドル安が進行した。この金融市場の混乱で「9月利上げの可能性は後退した」との見方が強まっている。ただ、米4~6月国内総生産(GDP)改定値は堅調で、なお9月利上げはあり得る状況だ。来週は米雇用統計の発表があり、9月利上げ説の行方は大まかな方向がみえそうだ。スケジュール的には29日の米ジャクソンホールでのフィッシャー米連邦準備理事会(FRB)議長の講演と1日の米ISM製造業景況感指数、2日の米ADP雇用統計など注目材料は目白押しだ。






出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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