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【市況】来週(31日~9月4日)の株式相場見通し=上昇一服で値固め、戻り待ちの売り警戒

 来週(31日~9月4日)の東京株式市場は、きょうまで3日間の大幅続伸で、日経平均株価が1329円高と短期間に急速な戻りを演じたこともあり、来週は反騰相場も一服場面を迎え1万9000円固めの動きが予想される。日経平均株価の想定レンジは1万8500~1万9500円とする。
 日経平均株価は、3日連続の大幅高で反騰相場の第一関門とされる200日移動平均線(1万9042円=28日)を上回り戻りの強さをみせた。ただ、今後は急上昇に対する反動や、戻り待ちの売りも予想されることから、上値の重さが感じられることになりそうだ。
 特に、中国が9月1日に発表する8月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は、かなりの悪化が想定されており、これへの反応が注目される。また、週末の米8月の雇用統計が予想を上回る強い数値となった場合に、市場に9月利上げ観測がぶり返す懸念もある。
 日程面では、7月の鉱工業生産指数(31日)、4~6月期の法人企業統計、8月の新車販売台数(1日)、8月のマネタリーベース(2日)、7月の毎月勤労統計調査(4日)に注目。海外では、ユーロ圏8月の消費者物価指数、インド4~6月期のGDP(31日)、米8月の新車販売台数、米8月のISM製造業景況指数、中国8月の製造業PMI(1日)、米8月のADP雇用統計(2日)、米7月の貿易収支、米8月のISM非製造業景況指数(3日)、米8月の雇用統計(4日)、G20財務相・中央銀行総裁会議(4~5日)が焦点となる。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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