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【市況】東京株式(大引け)=561円高、買い戻し加速で大幅続伸

 28日の東京株式市場は終始買い気の強い展開となり、日経平均株価は一時600円高超に買われた。
 大引けの日経平均株価は前日比561円88銭高の1万9136円32銭と大幅高で3日続伸。東証1部の売買高概算は29億5977万株、売買代金概算は3兆941億5000万円。値上がり銘柄数は1822、対して値下がり銘柄数は61、変わらずは11銘柄だった。東証1部全体の96%の銘柄が上昇。売買代金は3兆円台を維持したものの今週に入ってからは最低水準。
 きょうの東京市場はリスクをとる動きが加速した。中国株や原油市況が下げ止まったことを受け、前日の欧米株市場が軒並み高、米国株市場ではNYダウが2日間で1000ドル近い上昇と戻りを強め、東京市場でも広範囲に買い進まれた。為替市場では1ドル=121円台前半のもみ合いとドル高・円安が進行したことや、遅れて始まった中国などアジア株市場が総じて高く推移したこともプラスに働いた。先物主導の裁定買いが寄与したほか、週末で、売り方が現物株に手仕舞いの買い戻しを入れたことも反映されたようだ。
 個別では、三菱UFJ<8306>など大手銀行株が買われたほか、トヨタ<7203>も活況高。ファナック<6954>が物色人気に。銭高組<1811>がストップ高、日コンベヤ<6375>が急伸、邦チタニウム<5727>、住友鉱<5713>なども値を飛ばした。村田製<6981>が大幅高、三菱商事<8058>、野村HD<8604>も高い。半面、ANA<9202>が軟調、ユニチャーム<8113>も売り優勢。ディップ<2379>が大幅安。イオンFS<8570>、SMS<2175>も値を下げた。




出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

最終更新日:2015年08月28日 18時25分

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