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【材料】三菱商が上昇加速、原油市況連動で戻り相場に点火

 三菱商事<8058>の上昇加速、一時前日比8%強の上昇で2336.5円の高値をつけたほか、伊藤忠商事<8001>、丸紅<8002>、三井物産<8031>など総合商社株が軒並み物色人気に沸いた。中国を震源とする世界株波乱の連鎖もようやく一巡、足もとは空売り筋の買い戻しや値ごろ感に目をつけた短期筋のリバウンド狙いの買いが勢いを増している。これまでリスクオフの象徴ともなっていた原油市況も、「市場コンセンサスを上回る米国の経済指標やナイジェリアのパイプライン不具合の話などが取り沙汰され反転の足掛かりとなった」(国内中堅証券)という。これを背景に、「原油相場の売り主体の一角とみられたヘッジファンドの買い戻しなどを絡め戻りが加速」(同)する形で、北米指標であるWTI原油先物価格は、前日に3ドル96セント高の1バレル=42ドル56セントと急反発しており、原油価格の動向が収益に大きな影響を与える総合商社株にもそれに連動した買いが流入している状況だ。

三菱商の株価は13時10分現在2302.0円(△140.0円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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