【通貨】欧州為替:ドル120円40銭の上値抵抗線を意識、乏しい買い手がかり
欧州株式市場で主要株価指数が総じて大幅高となっているが、リスク選好のドル買いに勢いが感じられない。米9月利上げへの期待感が後退したほか、前週から今週にかけてのボラティリティが大きかったことで警戒感が弱まっていないことが要因とみられる。このため、25日の取引で上抜けられなかった120円40銭の水準が上値抵抗線となっている。27日の取引では、アジア市場終盤に上海総合指数の急伸で一度上抜けたものの、その後は跳ね返される展開が続いている。ドル買いに手がかりが乏しく、目先も伸び悩む可能性がある。
《TY》
提供:フィスコ