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【材料】コマツが10日ぶりに反発、コモディティ価格低迷で鉱山事業の先行き不透明

 コマツ<6301>が10日振りの反発、寄り付き後には前日比72.5円高の2034.5円まで値上がりする場面もあったが、次第に上げ幅を縮小する展開。株価は2014年2月の水準まで下落して今年の上昇幅を帳消しした。
 市場関係者からは、金価格、原油価格などコモディティ価格の下落が景気悪化を先行する指標として意識されている。コマツや日立建機<6305>などの建設機械は、新興国の鉱山事業の影響を大きく受ける。コモディティ価格が低迷すると新興国、中国などの資源国が鉱山事業の設備投資を減少させ両社の業績に影響を及ぼす。
 SMBC日興証券では「中国、鉱山機械事業は依然不透明」と題名で、コマツの目標株価を2400円から2200円に引き下げるアナリストレポートをリリース。同証券のアナリストは、中国市場は台数ベースで前年同月比50%需要減、「鉱山機械は部品事業底打ちだが、今後は依然不透明」と解説しており、引き続き弱気な見方がされている。
《MK》

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