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【市況】今日の日経平均はこうなる~買戻し優勢の一日か


【小幅高となる】18400-18800円のレンジを想定=フィスコ村瀬 智一

シカゴ先物にさや寄せする格好から、ギャップ・アップでのスタートになろう。日経平均は昨日の上昇でボリンジャーバンドの-3σを回復し、-2σとのレンジ内に戻している。それでも異常値ではあるが、ギャッ・アップで-2σレベルでの攻防になりそうだ。

その後は中国の動向を睨みながらの相場展開になろうが、5日線辺りを超えられないと、前日の高値水準でのこう着になりやすく、次第に短期筋の戻り売り等も出やすいだろう。米4-6月期国内総生産(GDP)改定値を見極めたいとのムードも強く、上値追いは慎重か。18400-18800円のレンジを想定。

【大幅高となる】買戻し優勢の一日か=フィスコ田代 昌之

円建てCME先物は前日の225先物比275円高の18715円。為替市場では、ドル・円が120円30銭台、ユーロ・円が136円20銭台(8時00分時点)。前日引け味の悪かった米国株指数がそろって大幅反発となったことから投資家心理は改善。日経平均は買戻し優勢でのスタートとなろう。買い一巡後は昨日マイナスとなった上海総合指数の動向を見極めへ。金融緩和だけでは株価を支えきれなかったが、短期流動性オペ実施が材料視され上海株は反発か。なお、225先物の出来高は週初から20万枚を超える大商いが続いているが、昨日のオプション市場ではプットの売買が大幅に減少したことから225先物の商いは減少すると見る。

日経VI(ボラティリティ・インデックス)は前日比11.12p安の35.89p。オプション市場ではプットの売買が大幅に減少したことでプットに絡んだ先物ヘッジ売りは一巡か。昨日よりも商いが減少し値幅が狭くなれば、仕掛け的な売買は沈静化に向かうと見る。とはいえ、流動的な地合いとなっていることで薄商いとなるランチタイムや14時の中国株の後場スタートのタイミングなどは警戒したい。

《SY》

 提供:フィスコ

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