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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 17,600円~19,000円。

 米ダウ平均は、短期的な割安感が広がるなかで、ニューヨーク連銀ダドリー総裁が、9月利上げ実施に対してのネガティブな発言をしたことや、朝方発表された7月の米耐久財受注の結果が、市場予想を上回る内容だったことを好感し大幅反発。その影響でシカゴの日経平均先物も、大証の終値に比べ(日中比)275高(円建て)と、値上がりして取引を終えていることから、東京市場の朝方も買い先行から、シカゴの清算値である18,715円にさや寄せしての取引開始となりそうだ。

 一巡後は、為替市場でドルが対円で120円台を回復していることから、メリットの大きい輸出関連を中心に、買戻しの動きとなりそうだが、中国市場に対する警戒感は依然根強いだけに、中国市場の開く10:30までは様子見から高止まりとなることが予想され、その後は上海総合指数の動きにリンクした展開となりそうである。

 テクニカル的には、中国市場が大きく崩れなければ、週足チャートの52週移動平均線(18,445円前後)近辺が、目先の下値メドとなりそうで、上値はチャイナショック後初めてとなる、5日移動平均線(18,507円前後)突破から、200日移動平均線(19,030円前後)回復を目指す値動きが期待される。

 新興市場では、ジャスダック平均も買い先行から、上昇しての取引開始となりそうなことから、ボリンジャーバンド-2σ(2,465ポイント前後)~-1σ(2,586ポイント前後)のレンジ内での取引が想定され、昨日の取引で終値ベースながら、既に-2σ(753ポイント前後)を回復しているマザーズ指数は、-1σ(827ポイント前後)奪還を目指す値動きとなりそうである。

 本日の予想レンジ 17,600円~19,000円。(ストック・データバンク 編集部)

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