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【通貨】今日の為替市場ポイント:ドル・円は120円台で推移か、米国株高を好感してリスク選好の円売り継続も


26日のドル・円相場は、東京市場では118円81銭から119円83銭で堅調推移。欧米市場でドルは120円03銭まで上昇し、119円95銭で取引を終えた。

本日27日のドル・円は主に120円台で推移か。米国株の大幅反発を好感して日経平均株価は続伸の可能性がある。中国本土株が下げ渋った場合、リスク選好的なドル買い・円売りは継続するとみられる。

26日の米国株式は大幅反発。NY連銀のダドリー総裁は記者会見で「9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で正常化のプロセス開始を決定する論拠は数週間前に比べてやや弱くなっている」と語ったことが株高につながった。

ただし、ダドリー総裁は「国際・金融市場の動向に関する情報がより多く入手できるため、FOMC会合までに正常化への論拠が強まる可能性もある」、「年内に利上げできるようになることを強く望んでいる」と述べている。

中国株の動向が米9月利上げの可否に重大な影響を及ぼすとの見方は少なくないが、7月米耐久財受注は予想に反して増加した。ダドリー総裁は「FRBの利上げは指標次第」と述べており、9月4日に発表される8月雇用統計が悪化していなければ、9月利上げの思惑が再び広がる可能性がある。

《SY》

 提供:フィスコ

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