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【市況】26日の香港市場概況:ハンセン指数は下落、本土株安を嫌気


26日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比324.57ポイント(1.52%)安の21080.39ポイントと反落し、本土企業株で構成されるH株指数が86.11ポイント(0.91%)安の9427.93ポイントと9日続落した。ハンセンは一時、1.32%上昇している。売買代金は1088億9000万香港ドルに細った(25日は1344億9900万香港ドル)。

本土株安を嫌気。人民銀行(中央銀行)が昨夜、政策金利と預金準備率を引き下げると発表したことが好感されて小高くスタートしたものの、乱高下しながらも本土市場が安く引けたことで、香港の各指数も引けにかけて再び売りが優勢となった。

ハンセン指数の構成銘柄では、マカオを基盤とするカジノ運営会社の銀河娯楽集団(27/HK)が5.6%安、紙製サニタリー用品最大手の恒安国際集団(1044/HK)が5.1%安、即席めん・飲料大手の康師傅HD(322/HK)が4.7%安と下げが目立った。

H株金融セクターも総じてさえない。中国太平洋保険(集団)(2601/HK)が2.5%、中信証券(6030/HK)が2.4%、新華人寿保険(1336/HK)が2.1%ずつ値を下げた。

半面、本土系不動産セクターの一角は買われる。広州富力地産(2777/HK)が4.2%高、首創置業(2868/HK)が3.6%高、万科企業(2202/HK)が1.2%高で引けた。中国の金融緩和で資金繰りが改善すると期待されている。

【亜州IR】

《SY》

 提供:フィスコ

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