市場ニュース

戻る
2015年08月26日17時39分

【市況】米国の9月利上げ観測の思惑等が動きを鈍くさせる【クロージング】


26日の日経平均は7営業日ぶりに上昇。570.13円高の18376.83円(出来高概算34億4000万株)で取引を終えた。中国の追加の金融緩和発表を受けて、欧州市場が軒並み反発を見せた流れのなか、幅広い銘柄に買いが先行した。米国については引け間際に売り込まれており、NYダウは200ドル超の下落に。また、上海市場も方向感が定まりづらいなか、前場段階ではこう着感の強い相場展開だった。

しかし、後場に入ると先物主導によるインデックス買いが断続的に入ったほか、上海指数が一時4%を超える上昇となるなか、じりじりと上げ幅を拡大させていた。中国の緩和を評価するなか、中国の景気減速懸念から売り込まれていた電子部品株などが上昇。電力株や保険などの強い値動きがみられた。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1700を超えており、全体の9割を超えている。

一先ず中国の追加緩和の発表が材料視されて反発をみせた。ただし、結局、上海指数は下落して終えているほか、前日に大きく上昇していた欧州市場は、反落で始まっている。引き続き方向感の掴みづらい状況であり、不安感はくすぶる。

とはいえ、中国についてはもう一段の緩和期待も意識されやすく、一先ず落ち着きをみせてくることが期待される。国内についても政策期待が浮上するほか、各国との協調も意識されやすく、ボトム意識につながろう。

一方で、米国が切り返せなかったことから、27日に予定されている米4-6月期国内総生産(GDP)改定値を受けた9月利上げ観測の思惑等が動きを鈍くさせる。米利上げを織り込む中での調整となれば、9月のFOMC辺りまでは慎重姿勢は崩せそうにない。

もっとも、ここまでの下落をみせていることもあり、9月の利上げともなれば、アク抜けにつながろう。

《AK》

 提供:フィスコ

【関連記事・情報】

日経平均